パソコンとスマートフォンの違いについて明確にわかっている人はどれくらいいるのでしょうか。
もちろん、その違いを知っていることが特別に意味のあることではありません。
自分が使っている道具ですから、自分なりに使いこなせていればいいだけだからです。
パソコンはいろいろなことができますが、そのためのソフトウェアを自分でインストールする必要があります。
スマートフォンの場合は自動的にインストールが始まるでしょう。
また、パソコンが壊れた時は再起動すれば元に戻ることが少なくありません。
スマートフォンも原理的には同じですが、取り扱い方が悪くて物理的な破損になることが大半です。
つまり、スマートフォンは機能が限定されているため、機能の一部が動かなくなる状況はほとんどないのです。
ハード、ソフトともに安定していると言えるでしょう。
パソコンを使用している人は、明確な目的を持っています。
年賀状を印刷したり、ゲームをしたり、家計簿を付けたりすることでしょう。
その目的を達成できる環境をパソコンの中に作り上げるのです。
現代人の多くは電車の中などでスマートフォンを触り続けています。
ゲームをする人もいれば、アニメやドラマを見ている人もいます。
自分が持っている道具を有効活用していると言えるかもしれません。
もちろん、壊れた時は販売店やメーカーに依頼して修理してもらいます。
自分で修理できるレベルではないからです。
実際には調子が悪くても、まったく動かなくなるまで使い続ける人が多いようです。
パソコンのデータ
パソコンが壊れた時にまず考えなければならないのは中に入っているデータの状態です。
大事なデータが入っているのであれば、それを取り出せるかを確認しなければなりません。
もちろん、消えてもいいデータだけであればパソコンが壊れてもあわてる必要はないでしょう。
ただ、入力している最中に壊れた時は、その時のデータはあきらめた方がいいでしょう。
パソコンから入力するデータの保存先はいろいろなパターンがあります。
壊れた状況によって運よく、すべて取り出せることもありますが、その確率は低いのです。
パソコンが壊れたら再起動できなくなることが少なくありません。
そのため、データを取り出すためには専門的な知識が必要です。
インターネットで検索してみると、データ復旧サービスを提供している業者がたくさんあることがわかります。
個人でサービスを受けるためには痛い出費かもしれません。
しかし、ビジネス用途のパソコンであれば、お金がかかっても業者に依頼することでしょう。
ただ、このような事態を想定して、パソコンのデータをバックアップしておくことが肝心です。
データ復旧のための時間と労力、費用は決して無視できないからです。
これは個人のパソコンでも同じです。
パソコン内部に保存するだけではなく、同時にUSBメモリーや外部ハードディスクにコピーしておくのです。
パソコンの仕組みをよく理解している人なら当たり前ですが、初心者や高齢者には難しいでしょう。
そのため、日頃からパソコンのサポートをしてくれるサービスもあります。
ビジネス用パソコン
個人用パソコンとビジネス用パソコンでは何が違うのでしょうか。
まず、全体的なハードウェアは同じです。
それぞれにオプションパーツを選択することができますから、ビジネス専用のパソコンというものはないと言えるでしょう。
ただ、メーカーが販売する時にビジネスで利用しやすい構成を提供しているだけなのです。
もちろん、ビジネス用では無用なソフトウェアなどはインストールされていません。
基本部分が同じですから、壊れた時の対応も同じです。
違うのは保守契約が前提となっていることでしょうか。
壊れた時に迅速に代替機を提供してもらうとか、データ復旧を安価に行えるなど、保守契約の内容によってサービスを受けることができます。
もちろん、壊れたパソコンが復旧しないのであれば、同一機種の新品と変えてもらうこともできるでしょう。
パソコンは個人で利用するよりもビジネス用途の方が重要性は高いのです。
高いパソコンの方が機能も高いと思いがちですが、必ずしもそうではありません。
壊れた時の対応の費用を考慮している商品もあるからです。
問題なく動いていればいいのですが、壊れた途端、仕事が滞ってしまうと会社として大きな損失となります。
手作業でできることならいいのですが、データがパソコン内に保存されているとさらに問題は深刻になるでしょう。
いずれにしてもビジネスのためのパソコンはそれなりの対策をしておかなければならないことは間違いないでしょう。
専門知識を持った社員がいなければ対処できないのです。